コンセプトダイアグラムのステップ数は、いくつが適切なのか

コンセプトダイアグラムのステップ数は、いくつが適切なのか。また、スタートとゴールが遠いときは、その分ステップも多くなるのか、解説します。

コンセプトダイアグラムは、5〜6つが適切なステップ数です。

軸の深まりをそれぞれ3段階くらいに考えると、以下のようになります。

cdstep.001


ステップを配置する際、片方の軸だけが深まる両端のエリアは使いませんし、必ず分岐と統合が入ります。

cdstep.002


すると、以下のようにステップを配置することになるので、多くても6つまで、とわかりますね。どのステップを統合するかは、色々なパターンがあります。

cdstep.003

cdstep:004

cdstep.005


スタートとゴールが遠いときでも、このステップの考え方は変わりません。

まず広い視野を持ってダイアグラムを書いてから、もっと細かく考えたいときに、途中のステップをゴールにした(上記の図なら4をゴールにする)コンセプトダイアグラムを描いてみると、さらに粒度の小さいコミュニケーション戦略マップを描くことができます。

まず森を見てから木を見るようにしましょう。




【この記事を書いた人】

清水 誠

shimizu

Webビジネス歴23年。UXとIAの分野を開拓後、楽天やWebCrewなどの事業会社においてIT・UX・アナリティクス活用による改革を推進。2011年に渡米し、Adobe Analytics(SiteCatalyst)の企画・開発・啓蒙に携わる。2014年に帰国し独立。コンセプトダイアグラム提唱者。 執筆・セミナー多数。2008年文部科学省アドバイザー委員。2014年Web人賞受賞。

  • 電通アイソバー CAO (Chief Analytics Officer)
  • ナイル株式会社 デジタルマーケティング戦略顧問
  • Adobe Analyticsユーザー会「eVar7」共同創始者

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