私は比較的カジュアルにコンセプトダイアグラムを使っていて、講師としてプレゼンするための資料をつくる際や、何かしらの目的を達成する必要があるときに、コンセプトダイアグラムを描いています。 ちょうど解析を知らない方向けの解析講座の講師をすることになったので、そのために描いたコンセプトダイアグラムをご紹介します。方眼紙ノートを半分に折って使うとちょうど良いのです。今回は出てきたアイディアを忘れないようにと、駐車中に膝の上で描きました(笑) image238…
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スタートからゴールに至るまでに必要な心理的要因を因数分解によって具体化し、ステップの流れを導き出すためのガイドとするためです。 軸の性質を大別すると、対象者が「なるほど〜」と知識やノウハウなどが深まっていく受動的な軸と、対象者が「もっともっと!」と欲求が深まっていく能動的な軸があります。知識だけがあっても頭でっかちになりますし、欲求だけがあっても独りよがりになりますよね。 軸は「深まっていく」ことが大切な要素であり、何よりゴールを説明できるキーワードでもあるので、設定がとても難しいという感想をいただくことが多いですが、この深まりの軸が「ハマる」と、とてもリアルなステップに落とし込めます。 ただ、ステップを配置するときに、以下のように斜め一直線に降りてしまうことが時折あるようです。 cd.00…
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コンセプトダイアグラムは、5〜6つが適切なステップ数です。 軸の深まりをそれぞれ3段階くらいに考えると、以下のようになります。 cdstep.001 ステップを配置する際、片方の軸だけが深まる両端のエリアは使いませんし、必ず分岐と統合が入ります。 cdstep.002 すると、以下のようにステップを配置することになるので、多くても6つまで、とわかりますね。どのステップを統合するかは、色々なパターンがあります。 cdstep.003 cdstep:004 cdstep.00…
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what-is-concept-diagram_xe3ctr 元々はサイト設計の手法だったコンセプトダイアグラム コンセプトダイアグラムはもともと、1990年代後半にUSのWebコンサルティング会社においてインフォメーションアーキテクト(IA)が標準的に活用していた方法論の一つです。コンセプトモデル、エクスペリエンスモデルなどの別称もあります。 私がScientやSapient、Razorfishに在籍していたころは他のプロジェクトの成果物をいろいろ見ることができる機会に恵まれました。しかりこれらはビジネスモデルに直結するため、納品物が世の中に出回ることはほとんどありません。そのため体系化が進まず、人やプロジェクトによって描き方が様々なまま、次第に忘れ去られていきました。 この手法を見直し、データによるビジネス評価や顧客理解、マーケティングやCRM…
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「コンセプトダイアグラム」の描き方(前編) なお、一般的なコンセプトダイアグラムはステップの数が8つ程度という理想はあるものの、今回説明している配置が絶対ではありません。ステップの落とし込みに難しさを感じる方が多いため、今回は初心者の方が「とりあえず1回は最後まで描いてみる」ことを目標にして解説しています。 ですから、一緒にコンセプトダイアグラムをカジュアルに楽しみながら、ステップの落とし込みに慣れていきましょう。 ①ステップの枠を配置する 本来なら描きながら配置していくものですが、慣れないうちは以下のようにステップの枠を配置してしまうことをオススメします cd.00…
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「え、こんなに描き方を公開しても良いの?」って思いました?公開しちゃいます!! というのも、コンセプトダイアグラムは「描き方を知っている」のと「描ける」のとはまったく異なるので、描き方そのものはどんどん知ってもらって構いません。むしろ、手順をマスターしておき、ファシリテーション(場の活性化)に注力することのほうが大切です。 というのも、コンセプトダイアグラムは「描き方を知っている」のと「描ける」のとはまった描いていて違和感を感じたら前のステップに戻ることも少なくありませんが、ステップごとに納得感をしっかりつくっていくと、戻りが少なくなります。この「納得感」はアハ体験に近く、「あ、ハマった!」という感覚を確認していくと良いでしょう。 ①ゴールを決める まず、目指したいゴールを定めます。企業視点では「売上10…
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A:おっしゃる通り、確かに考えにくいかもしれません。 とは言えビジネスの本質は人と人なので、自社と繋がる担当者が必ずいるはずです。情報の接点(タッチポイントなど)を洗い出してみると、どのような対象者を考えたら良いのかが導き出されます。 それは、上司に提案するのが面倒だと思っている営業担当かもしれませんし、ウェブをなんとかしたいと考えている社長かもしれません。色々なペルソナが思いつきますが、最新のコンセプトダイアグラムではペルソナを掘り下げることはしません。ですから、まずはざっくりと優先順位の高い対象者の葛藤を想定して、心理や態度変容を描いてみてください。 なお一つの事例として、BtoB…
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