心理変容のみ先行して考えるのは現実的ではないのでは?

Q:施策があって態度や行動が変わるのだから、心理変容のみを先行して考えるのは現実的ではないのでは?

A:確かに行動心理学の分野などでは、環境を変化させることで相手の態度や行動を変化させることができるという考え方もあります。コンセプトダイアグラムはこれを逆手にとって、「企業が望む態度や行動の元になる感情」を先に想定しておき、そのためにどのような環境を用意したら良いのかを後で考える手法をとっています。つまり、コミュニケーション戦略です。

「戦略の失敗は戦術で解決できない」と言われますが、コンセプトダイアグラムのステップ定義までは戦略です。このあとから考える施策が戦術です。現状やアイデアベースの施策ありきだと視野がそこで狭まってしまい、網羅的に施策を洗い出すことができなくなってしまいます。

だからこそ、ゴールから導き出した「戦略的な理由に基づく起こしたい心理・態度変容」を決めてから、その変容を起こすために実施すべき施策を導き出してください。

結果的に想定していた施策になってしまうことは多いですが、施策は手段であり、目的ではありません。本質的な論点に基づいて思考を柔軟に、俯瞰した視点で考えられるようになるといいですね。




【この記事を書いた人】

小杉 聖

1978年、新潟県南魚沼市生まれ、長岡市在住。 コンセプトダイアグラムエバンジェリスト。 心理学に基づいたコミュニケーション戦略立案、コンテンツ分析、SNSなども含めた幅広いウェブマーケティング、WordPressによるサイト構築が得意。 ウェブ活用の人材を育てる「ウェブ解析士認定講座」や関連セミナーを新潟県内で唯一定期開催。WACAアワードにて 2016年 Best of Best を受賞。 WordPressコミュニティの一員でもあり、毎月、無料の初心者向け勉強会を定期開催。ワークショップセミナー講師としても活動中。 夫と2人の子どもが大好き。

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